人は速いものが好きなのでしょうか? というより、「より速いものが好き」と言ったほうがいいかもしれませんね。何かがあり、「さらにその上をいく」ものを次々と追及していこうとする欲求に駆られるのかもしれません。 日本の新幹線もそうであったように、世界でも「もっと速く」「もっともっと速く」という衝動は相当なもので、その最たるものが、SNCF (フランス鉄道公社)によって運営される、「世界最高速の列車」、TGV(Train a Grande Vitesse トランアグランドヴィテス「高速列車」)です。フランスを、パリを中心に放射状にのびている主幹路線の中心です。TGVSud-Est (南東路線)、TGVAtlantique(大西洋線)、TGVNord-Europe(北部・ヨーロッパ線)と分かれ、いずれもパリを発着、経由します。